福岡はラーメン屋も多いですがうどん屋も多いです。
福岡うどんの特徴は何といってもやわやわな麺!
私もたまにコシのあるうどんを食べることもありますが、美味しくても何だか落ち着かず、柔らかいうどんを食べると「これこれ!」とホッとします。
福岡らしい食べ物なので他県から友人が来た時は高確率でうどんを食べに行きます。
紹介しきれないほど色んなお店がありますが、今回は「朝早くから食べられて駅近」「福岡ならではのメニュー」の二点を押さえた「博多やりうどん福岡店」を。
西鉄福岡駅コンコース内にあります。
福岡空港国内線にもお店があるようですが「ワンランク上の博多やりうどん」とのことで、値段も少し上みたいです。
やりうどんは創業50周年を越える何気に歴史が長いお店。
福岡店の朝定食とうどんメニューの一部は月~土曜日は朝7時30分から(日曜日は8時30分から)、通常メニューは朝10時から食べられます。
まずは朝食メニューから。
オーソドックスな「朝うどん定食」350円
ハーフうどん・かしわおにぎり1個(稲荷に変更点可)
やわらかもちもちの麺。
出汁の風味もしっかり。
原材料は九州産のものとのこと。
お馴染みのかしわおにぎり。
かしわ飯って全国区だと思っていたら九州・山口の郷土料理だということを数年前に知りました…。
席にねぎ、天かす、七味が置いてあるので。
投入。
「朝定食」500円
卵はだし巻き玉子、温泉卵、生卵から選べます。
写真のご飯は普通盛りですが中々のボリューム。
注文時に「ご飯大盛りも出来ますよ」と聞かれるのでモリモリ食べたい方にも良いと思います。
お魚も美味しいのでこの価格でこの量と味は嬉しい。
別日に看板メニューであろう「博多やりうどん」を飛ばして「天下三槍うどん」を食べました。
こちらは朝10時からのメニュー。
丸天(魚の練り物を円形にしたもの)も九州独特の具材なのでごぼう天と一緒に楽しめる「やりうどん」のお得感も捨てがたいのですが、「天下三槍」の響きにひかれ前から一度食べてみようと思っていたこちらを。
「黒田節」でうたわれやりうどんの屋号の由来にもなっている「日本号」は「天下三名槍」と呼ばれた槍のひとつ。
「天下三槍うどん」750円
ごぼう天なっが!
この長いごぼう天を三名槍「日本号」「蜻蛉切」「御手杵」に見立てたメニュー。
汁に浸ってしなしなにならないように別皿が添えられています。
ごぼう天3つも入ってるので天かす投入はなしでねぎと七味だけいれました。
ごぼう天サクサクで美味しい!
中々のボリュームでしたが意外とスムーズに完食しました。
ちなみに「日本号」は福岡市博物館で常設展示されています。
迫力ある大きさはもちろんすごく綺麗ですし、伝来を読むと「黒田節」の歌詞がストンと入ってきたり「博多駅前のあの銅像のあの人物の!」と槍なんですが親近感を持ったり楽しいです。
2月3日まで国宝「圧切長谷部」も同時展示されていて、こちらも黒田家がとても大切にしてきた刀なので興味を持たれた方はぜひ。
私もここ数年見に行っているので今年も見に行きたいなぁと計画中です。